『テイルズオブアライズ』最新インタビューが公開!拡張DLCはクリアまで約20時間、プレイヤーの8割が○○を操作していた等
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『テイルズ オブ アライズ』大型DLC「ビヨンド ザ ドーン」ストーリー、登場キャラなど詳細情報やスクリーンショットが公開!新キャラのプレイアブルについてなどQ&Aも
『テイルズ オブ アライズ』大型DLC『ビヨンド ザ ドーン』について富澤Pにインタビュー。反響を受けてDLC制作を決意。新キャラクターのナザミルに迫る!
https://s.famitsu.com/news/202309/20315858.html
――『アライズ』本編発売直後に富澤さんにインタビューしたときは、「DLCの予定はいまのところない」とお聞きしていたので、大型DLC『ビヨンド ザ ドーン』の発表には驚きました。本DLCの開発はいつごろからスタートしたのでしょうか?
富澤
以前お伝えしていたように、発売直後はDLCの予定はありませんでした。『テイルズ オブ アライズ』は当初から、本編だけで読後感のいいストーリーをお届けすることを目標にしていましたから。ただ、これは『テイルズ オブ』シリーズの共通点ですが、本編のストーリーが終わってもキャラクターたちの人生は続いています。そこを想像したくなるような作品にすることは、『テイルズ オブ アライズ』でも狙っていたことでした。ですので、前日譚や後日談などを構想できる余地も存在していました。僕たちとしても「機会があれば描けたらいいね」とは思っていて、たとえばマンガや小説など、何かしらの形でお届けできたらいいなと思っていたのですが……本編発売後、多くの方々から「彼らの活躍をもっと知りたい」という声も多くいただきまして。ファンの皆さんの期待が本当に熱かったおかげで、今回はゲームとしてお届けすることになりました。
――DLCも含めて開発計画が立てられることが多い昨今ですが、2年前の段階では、ゲームとしてその後を描くことは決まっていなかったんですね。
富澤
はい。アライズ本編の発売前後はとにかく本編に全力投球していました。ですので、発売後改めてその期待に応えるべくゲームとしてお届けすることが決まったわけですが、正直「さてどうしたものか」と悩みました。ゲームで続きを作るとなったら、もちろん簡単にはいかないわけで。『テイルズ オブ アライズ』を制作したスタッフを中心に本作専属のチームを編成してもらい、何を描くべきか模索しながら企画がスタートし、打ち合わせを進める中で、今回は後日談を描くことに決まりました。――プレイ時間は約20時間を想定しているとのことで、DLCとしてはかなり大型のコンテンツですよね。この約20時間というのは、メインストーリーのみを遊んだ場合の時間ですか?
富澤
メインストーリーのあいだに豊富なサブクエストが発生するのですが、それらを適度にこなしつつ進めると、20時間くらいでクリアーとなります。すべてを遊びつくすとなると、もっと時間がかかるかと思います。――本DLCについて、実際に企画がスタートしたのは、いつごろなのでしょうか?
富澤
『アライズ』発売後、反響は多くいただいていましたし、販売本数もおかげさまで成功と言えるレベルに到達していたこともあり、チーム内でも「DLCで追加エピソードを作りたい」という声は上がりました。そこから企画の概要や計画を詰め、実際に制作に着手できたのは2022年に入ってからです。本当に構想段階からのスタートだったので、さすがに2022年内に発売することは難しく、そこから約1年半開発を続けていました。
――なるほど。ちなみに、本編スタッフロールにてアルフェンとシオンは、ひとつの結末を迎えていますが、“ビヨンド ザ ドーン”で描かれるのは、それよりも前のことでしょうか。それとも後?
富澤
本作の時間軸は、本編ラストバトルの後、スタッフロールの最後のシーンよりも前の、そのあいだの時点の物語です。つまり、アルフェンとシオンが幸せな形を迎える前に起こった出来事を描いています。「どこの時間の話?」は皆さん気になると思うので、ここは明言しておきます。じつは……本編では8割ぐらいのプレイヤーが、アルフェンしか操作していないという統計データがあるんです。僕としては、今回のDLCを機会に、「このキャラクターも遊んでみようかな」と、ほかのキャラクターも操作してほしい思いがあります。スキルを振り直すとともに、キャラクターの性能を見つめ直しながら遊んでいただけるかと思います。
それをほんの少し促す要素として、キャラクターごとのアフターエピソードを用意していまして、アルフェン以外のキャラクターを触る機会もあります。